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歴史が育てた桜の国の桜の名所吉野山 |
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3万本のシロヤマザクラ |
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『これはこれはとばかり花の吉野山』と貞室が詠んだように、吉野山の桜は、尾根から谷を埋め、爛漫と咲き誇るその見事さで広く知られています。
吉野山が桜の名所となったのは、今から1300年前、役行者が金峯山寺を開くとき、感得した蔵王権現を桜の木に刻んだことから、ご神木として保護されてきました。
現在200種約3万本、多くがシロヤマザクラ。若葉と同じくして開花するので、凛とした気品が感じられます。
吉野山の地形が、吉野川畔の六田の渡しに始まって、大峰連峰に達するまで一途に上がって行くため、花の季節に珍しい特徴がありますが、今年は暖冬のようですから下千本の桜は4月の声を聞き始めるころ開花するように思われます。それから日を追って中千本・上千本へと山脈をはい上るように爛漫と咲き誇り、4月中旬、中千本から上千本への最盛期となり、桜をとりまく杉木立の中に豪華な絵巻がくりひろげられるでしょう。この景観こそ吉野山の精髄で、他の桜の名所では見られない雄大な風景が、花に遊ぶ人々の胸をうつ感動を呼び起こすのです。そして奥千本では、4月20日以降になってようやく満開の桜が見れるでしょう。そのころ下千本では、すっかり葉桜となって初夏の風さえ匂っています。 |
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吉水神社より上千本 |
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問い合わせ 吉野町文化観光商工課 TEL 0746-32-3081 資料提供:吉野町文化観光商工課 |
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